エピジャネシスの表はとっても便利。
The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p31の3行目から。
このような器官システムが心理社会的な意味を如何に「手に入れる」のかという問いに迫る時、私どもがまず思い出さなくてはならないのは、長い長い人間の子ども時代のいくつかの舞台(本能的なばらつきがありますが)と人間社会の構造(あらゆる文化的なばらつきがありますが)は、進化論的な発達の一部であるということと、それぞれに役立つ、生まれつきの潜在可能性があるはずだ、ということです。共有の制度は、原則的に、器官システムの発達的な潜在可能性を下支えすることが期待できます。それは同時に、それぞれの器官の働き(と、子ども時代全体)に対して、特別な結びつきを与えると主張します。その結びつきが、平凡の中身、やり取りの仕方、大方の世間の見方を下支えしてくれるかもしれないのですが、生物同士には不都合な葛藤を生み出す場合もあるかもわかりません。
ここはちょっとわかりづらい。しかし、それぞれの部位、器官の発達の間に結びつきが生じること、その結びつきは、実は、生物学的な意味だけではなくて、社会的な意味、すなわち、平凡な生き方だとか、人と人の、平均的な関わり方だとか、世間の見方まで決めてしまうと言うのですからね。実の面白いところでもある訳ですね。
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