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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第12章。「思い出すのが,耐えられないほどの重荷」です。p.201,第3パラグラフから。ナンシーの話の続き。第4部,第12章の最後です。
「セラピー最後の月に,私は精神科医に,『ほかのセラピストがやろうとしてできなかったみたいに,なんで,私のことを決めてかからなかったんですか?』と訊きました。その精神科医の話では,私が子育てをやり遂げ,キャリアを積んで来なければならなかったんだから,もしも,私がそうできるように環境さえ整えれば,自分で自分のことを治療していく心のしなやかさがあるはずだ,って思ったそうです。このセラピーは,週に1度でしたが,逃げ場所になりましたし,そこでは,私がどうしてそんなに傷つけられてしまったのか,その不思議を,解くことができましたし,私が,ばらばらな自分じゃなくて,トータルな本当の自分,苦悩に満ちた自分じゃなくて,心から安心した自分を取り戻すこともできました。核になる強み,心の強み,対人関係の強み,身体の強みが相まって,1人でいて,安心していられますし,自分のことは自分で何とかなる感じが生まれてきましたね。私のいろんな記憶は,過去に然るべきところに戻しましたら,現在と未来とが,おのずから生まれてきたんです。」
やはり,ヴァン・デ・コーク教授がこれほど長くクライアントの言葉を引用するからには,ナンシーさんは,事の本質を的確に言葉にするだけの知的な高さと,何よりも,治療に至る過程に対する直観力に優れていますね。
このナンシーさんのセラピストも,力がありますしね。ナンシーさんの自己治癒を邪魔せず,見守る姿勢がにじみ出てますからね。根源的信頼感が豊かなセラピストです。
核になる強み,とナンシーさんが言っているものが,エリクソンがいう≪私≫の感性ですね。そう考えて,大過ありませんね。≪私≫の感性がイキイキしてきますでしょ,対人関係は互恵的になりますから,基本はいい感じですし,体の調子も良くなりますからね。
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