私どもは、目元にやさしさをたたえた本物の大人になりたいものですね。
p110第3パラグラフ。
さほど極端でもなく、たぶんそれほど明らかでもないのが、対人関係で当たり前になっている歪みですね。どれほど多くの親たちが、子どもの反応を、子どもを従わせたり、子どもたちに喜びを与えたり、子どもを信頼したりするなどの面から経験はするけれども、子どもが、自分のために独力で感じたことを受け止めたり、関心を示したりする面からは経験しないでいることか? どれほど多くの夫たちが、妻に対するイメージを、尻に敷かれていると思っていることか? というのも、夫たちが、自分の母親に対する愛着の故に、妻からどんなことを求められても、自分の自由が制限されたと見なすことになるからです。どれほど多くの妻が、自分の亭主を、役立たずでバカだと思っていることか? というのも、妻たちが子どもの頃に作り上げた白馬の騎士という空想のイメージにふさわしい形では生きられないからなんですね。
自分の対人関係は歪んでると感じたこと、ありますか? たいていは、相手が悪いと感じることが多いのじゃないかしら?
やり取りのない関係は、歪んだ関係です。「人間を上下2つに分けるウソ」に支配させた関係は、歪んだ関係です。そう言う場合でさえ、大体、「悪いのはヤツだ」と思っているのが、多くの人の心の構えです。
ですから、自分の対人関係を、客観的に眺める視点が大事になります。自省的な視点が大事になります。ねっ!
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