エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

すべてのことには、時がある  待つ教育

2016-08-20 07:59:59 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
エバる父親と、「よい子」の悲劇
  あなたの人間関係の元型 短い夢のストーリー2013-08-18 02:31:39 | エリクソンの発達臨床心理&...>続きを読む ......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。コナー君始め、達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子どもは、人と仲良くするのが苦手です。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.148の、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 コナーは、強調して、しかも、笑顔で言ったんですよ。「僕、病気だったんだ」。 その時初めて、私は対人関係のコーチングを、ハッキリとした形で始めました。コナーも、直ぐにその対人関係の練習を熱心にやり出しました。

 

 

 

 

 一見やる気のなさそうなコナーが、俄然、やる気を出している感じです。ブルース・ペリー教授も、その「時」を待っていたみたい。

 「何事にも、相応しい時があるものです」(『旧約聖書』コレヘトの言葉(あるいは、伝道の書)第8章6節)。

 本物の教師、本物のセラピスト…は、その「時」を待つことができます

 偽物は、待てずに、自分の都合を相手に押し付けます

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 演じることの、驚くべき治癒力 | トップ | 発達トラウマ障害(DTD)の治... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿