さっきのブログニッポンの学校教育制度の破綻の関係で、今日はブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 6章の最後のパラグラフ、p.214、最後のパラグラフも、ついでに翻訳することにしましたよ。
トラウマは、ネグレクトが原因のトラウマも含んでいますけれども、故意のものか偶発的かに関わらず、ストレス反応の仕組みに対して重すぎる負荷をもたらすことになりますから、ストレス反応の仕組みは混乱しますし、トラウマを抱えた愛着障害の子どもたちの治療は、「安全と安心がありますよ」という雰囲気の中で始められなくてはなりません。この「安全と安心がありますよ」という雰囲気を実現する、一番簡単で、一番効果的なのは、子ども自身が見通しを持てるし、尊重される関係を実現することです。トラウマから快復するためには、トラウマを抱えた愛着障害の子どもたちは、安全と安心を感じて、自分で自分をコントローラ出来ると感じる必要があるんですね。したがって、一番やってはならないのは、子どもに治療を強制することと、何かを強制するやり方を用いることです。
したがって、ニッポン中に溢れかえっている、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもたちに、3項関係ばかりではなくて、日課やルールなどを強制する、いまのニッポンの学校教育制度は、非常に有害な制度になっちゃってん訳ですね。
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