昨日のブログ 発達トラウマ ― 無知な「専門家」のミスリードと発達トラウマ 心理的支援の3つの方法は好評だったみたいでよかったです。やっぱり真実の力ですね。ウソとゴマカシのオベンチャラ、太鼓持ちをいくらやっても、子どものためにはなりませんからね。こんだけ至る所で、発達トラウマに苦しんでいる子どもがいて、その対応に困っている親や保育士、教員などなど…がいるのに、無知な「専門家」から、見当違いのことを「正しいこと」のように言われたら、子ども等が浮かばれませんからね。
昨日は、無知な「専門家」が、自分の勉強不足は棚に上げといて、昔からの自分の研究の枠組みにこだわるあまり、発達トラウマの苦しむ多くの子どもたちがゴマンといる現実を無視してるんですね、というお話でした。
今現在の、被災地の心理的支援が、なぜうまくいかないのか?を考える2日目です。
今回は、もっと社会的な問題です。それは、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもが多すぎる、ということです。そして、いまのニッポンの学校教育の制度とはミスマッチなっているため、ニッポンの学校教育制度の制度疲労は極致まで達して、破綻しているということです。
発達トラウマがある場合、その多くが愛着障害になります。安定した愛着が育ってない子どもです。そういう子どもは、根源的な愛着がないわけですから、一対一の二項関係もできてない訳ですね。二項関係の出来ていない子どもは、三項関係が出来るはずがありません。発達心理学の常識でしよう。しかし、ニッポンの学校教育を思い出してもらいたいのですが、ニッポンの学校教育は、ほぼ100%が、三項関係の活動でしょ。すなわち、子ども、教員、算数の課題・時間割・ルール、振り返り・年間計画…の3つが△になって、活動するわけです。しかし、発達トラウマがあると、まだこの3項関係で何かをやるのは無理がありますから、小学校に入ってはならない訳です。ところが、ニッポンの保育所にも、幼稚園にも、小学校にも、ヨーロッパの国々にあるような、落第がありませんでしょ。どなたでも、6歳になった春には、小学校に行かなくてはなりません。できもしないことを押し付けられるという、非常に不親切な制度、それがニッポンの学校教育制度です。
ですから、発達トラウマを抱えた愛着障害の子ども等は、二項関係もできてないのに、到底できましない三項関係を、小学校で強いられてしまうケースがあまりにも多いんですね。
しかし、それだけじゃぁ、ないんです。
発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもは、何かを強いられることが、禁忌なんです。ですから、発達トラウマを抱えた愛着障害の子どもたちは、「教育」の名のもとに、禁忌とされていることを税金によって、されている、というのが、ニッポンの学校制度の恐ろしいところです。
これは、欧米のように、個別教育計画、IEP(individualized educational program)の完全実施が必要になります。しかし、それはまた別の機会といたしましょう。
自分が得するために平気で不正とウソをつく恥知らず大国のニッポン,学校も,すでに崩壊しているんです。
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