エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#ニッポン人 = #言行不一致 = #発達トラウマ障害の人

2019-09-19 08:48:23 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの
 
#哲学的なヴィジョンの恐ろしさ #幼稚さ #人の気持ちを省みない #悪いことは人のせいにする
 #素晴らしいサイコセラピー #掠め取る手の正義の人には人格教育とサイコセラピーを  発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」  をご参照ください。  


 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『大切にされなかったら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』 は,翻訳が終わりましたが,印象的な言葉を適宜拾ってみようと思います。  June 06 ,2019,横浜の心理臨床学会で,Perezさんのお話を聴いた関係です。  

 今朝は,p.103の,第2パラグラフ,8行目から。  
 
 
 
 
 自分の身体と仲良しになること
 
 発達トラウマに苦しめられている人たちが,その苦しみから自由になるのは,自分の身体が体感している五感に馴染み、仲良しになれた時だけです。オッカナイと感じるのは,いつもビクビクした身体の中で,暮らすことになりますから。怒っている人は、怒った身体の中で生きている、ということです。子どものころに粗末に育てられた人の身体は,リラックスできて安心と感じる術が見つかるまで、コチコチで,警戒警報が出ています。コチコチの身体を変えるためには,自分の様々な体感に気付いて,身体が周りの世界と自ら関わり合う術に気付くようにならなくてはなりません。身体のある自分に気付く,ということは,過去の(訳注:封印された)専制政治を終わらせる始まりです。
 どうしたら,様々な感覚と感情がある身体内の世界に繋がり、展開していくことができるんでしょうか? 私が治療する時に先ずすることは,患者さんの身体の中にある感じにまず気付いて,それを書き出してもらうことです。身体の中にある感じと言っても,怒りや不安や恐怖などの気持ちではなくて,様々な感情の奥底にある体感,すなわち,プレッシャー,熱,筋緊張,チクチク,ガッカリ,むなしさ等です。もう1つ私が取り組んでいることは,リラックスしたり,歓んだりすることに関係する様々な感じを名付けることです。発達トラウマ障害の人が,自分の呼吸や身振り手振りを意識できるように手助けします。発達トラウマ障害の人には,「ご自分の身体の微妙な変化を意識してみてください」と申し上げています。例えば、胸の苦しさとか,お腹の痛みです。自分では「ヘッチャラです」など言っている出来事の話をするときに、発達トラウマ障害の人には、そういう苦痛が実はあるんです。


 発達トラウマ障害の人は、頭と身体がバラバラ。
 ですから、口では「ヘッチャラです」などと言っても、身体は苦痛に悶えている、ということも実際に少なくありません。
 
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