エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

トラウマのセラピーでは、芸術(表現)療法の効果は絶大

2016-03-27 11:49:20 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
受け身で自分を確かにする道
  すべては、恵みなのかもわかりませんね。 Young Man Luther 『青年ルター』p189の第3パラグラフから。  ...
 

 

 「問題行動」、それは、クライアントが生きていくために、必要、必然であることが多い。悪いことではありません。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.244の、ブランクから。

 

 

 

 

 

 美術、音楽、ダンス

 

 美術、音楽、ダンスのセラピストで、虐待されてきた(イジメられてきた)子どもたち、PTSDに苦しんでいる兵士たち、性的虐待の被害者たち、難民、拷問のサバイバーの治療を見事にしている人はごまんといますし、芸術療法の効果を証明している研究報告もたくさんあります。ところが、芸術(表現)療法がどうして効果があるのか、芸術(表現)療法が効果をもたらす、トラウマのストレスの特定の側面について、現時点で私どもが分かっていることは、ほとんどありません。芸術(表現)療法の価値を科学的に確立するのに必要な研究をするには、論理の上でも、研究費の上でも、これからまだ、たくさんなものが必要でしょう。

 

 

 

 

 トラウマを癒すのには、美術、音楽、ダンスも効くみたい。でも、何故効果があるかは誰も知らない。経験則で、効果があることが分かる程度。

 箱庭やコラージュも一種の芸術(表現)療法かもしれませんね。無意識の表現であることには違いがないからです。私のやるセラピーも、プレイセラピー以外は、私はだいたい芸術療法ですから、トラウマには、芸術療法の効果が「絶大」であると私も、経験的に確信しています

 

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