エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#コロナ以上 #エリクソンの痛い思い出

2020-04-26 06:38:52 | エリクソンの発達臨床心理
 


 
#聖書の言葉 #単独者の恵み #パレーシア

 #聖書の言葉 #1人豊か #悪口通り? 発達トラウマ障害(DTD),自分で自分をコントロールできません    脳には遊びが必要なのだ!   「欠けたることもなし」......
 

 

「発達トラウマ障害 Enpedia」

をご参照ください。

    Afterthoughts. 1985 「補足 1985」 から。Childhood and  Society の3番目の,最後の序文です。おそらく,エリクソンの出版した最後の論述になると思います。

  1902年生まれのエリクソン,当時83歳。

 p.9のブランクの後から。

 今朝は,p.10の第2パラグラフ,7行目から。

 

 

 今の2つの大国の,2人の親のタイプのぶつかり合いを,心から自由になる観点から見ますと,全てに影響する「アメリカ的な《ママ》」の母親のジレンマと,《ドイツ的な父親》が歴史的に壊された父親のタイプとに、ぶつかります。《口うるさい教育ママ》は,シングルマザーに一括りできないお母さんの様々な特色を示していると言われます(289ページ)が、もう1つ一般論を引用すれは,「母親が《ママ》になるのは,父親が,昔ながらの父親役になれない衝撃で,《パパ》になった時だけです」。と申しますのも,もしも皆さんが教育ママになっているとしても,教育ママだけが,子どもの対する父親の思いを取り違えたんですね。アメリカのお母さんたちが,お爺さんの役回りをするようになったのは,アメリカのお父さんたちが,教育や子育てで,家族をまとめる立場を止めたからです(p.295)。どちらのケースでもとても為になってきたのは,お母さん,あるいは,お父さんは,どんなタイプだったのか,ということと,お母さんとお父さんの関係はどうだったのか,ということを話し合うことです。これまで私は,軍靴が聞こえる中で父親の子どもに対する思いが残忍になったことに触れましたし,山川草木森羅万象悉がかしづいて,晴れ晴れと自由に生きることを振り返っていますのは,時間を見通す時に,いまここにこそ,山川草木悉が生きるはキリストとなって,聖書の神様のいのちを分かち合う結界がありますよ,ということをお示しする為なんです。そのいまここは,科学技術が最高に発展した結果,世界中の全ての人が,核爆弾の危機であると同時に,人間の最深欲求(聖書の神様と共に居て1人だけが満たすことができるヌミノース)を満足できない危険にさらされているいまここです。人類すべてを救うことができる,と同時に,生きるはキリストの結界ができるのはのは,人類すべての,お母さんの〈叫び〉お父さんの〈叫び〉が、《この2つの叫びが響き合って心から自由になる大人になる》対等な関係がある場合だけです。

 もちろん,お母さんたちは全ての子ども達の幼い頃の数年を司りますし,教育する習慣や毎日礼拝にする習慣,例えば,学校や家庭で,全ての関わりを始めますが,他方,家族を養うことや市民生活に関する毎日礼拝に加えて,敵と戦って勝つスピリットを養うこと,「聖書の神様が司る」心から優しい結界があることが目印になる特別な場の中で,特に敵と戦って勝つスピリットを養うことは,お父さん任せにしがちです。しかし,様々な子育てをする時の人間らしい《心からの優しさを抱く仲間》が「境界線を作る」ことは,いつでも,全くの敵を脅すことですし,自分と他者に分けて見る集団が,別の人種と見るようになるばかりではなく,別々に発展して人種と見るようになりまして,それを私は,人類を上下2つに分けるウソ」と呼んでいるものができます。 「人類を上下2つに分けるウソ」の最悪ケースが,近代史の中で,とっても進歩的で,教育レベルも高い国で,目には見えないように,しかし,爆発的な力を発揮したのがナチズムだ,と私ども夫婦は,身に染みて痛感してきました

 

 

 コロナのいまも,コロナ以上に,「人類を上下2つに分けるウソ」に伴う憎しみ満たされなかった自己愛こそが,人類に最悪をもたらすペストです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #夢中 と #生きている意味... | トップ | #トラウマ #ウソに似ている »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿