何時でも大事なのは、≪いまここ≫≪私≫は、ゆとり、遊びから生まれます。 Young Man Luther 『青年ルター』p216の第2パラグラフの 下から13行目途中から。 ......
Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること 意識、脳科学、治療』の翻訳。 発達トラウマ障害(DTD)の子どものセラピーは、セラピストの根源的信頼感と子ども中心のコーポレートガバナンスがなくてはできませんよ。
最終章の第7章、p.280の第2パラグラフから。
安全と安心できる経験をクライアントの中に育てるような面接環境でやり取りすることは、それ自体が、臨床的に大事な治療であると見なされなくてはなりませんよ。特に、発達トラウマ障害(DTD)にあるクライアントが、それまでは安全と安心を感じる対人関係を一度も経験した験(ためし)がありません。要するの、クライアントは、最初のうちは、安全と安心出来る対人関係が出来る、ということを学んでいるところかもしれません。臨床家がバカにしてはならないのは、安心と安全の対人関係だけが、発達トラウマ障害(DTD)の人が変わる力になるんです。セラピーでのセラピストとの関係を経験することが、クライアントが人間として相手にされた最初の経験かもしれないんです。このような人間らしい優しさが、トラウマが回復する基盤ですし、様々な心理療法に共通する、大事なセラピー関係です。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもが、アメリカでは、子どもの4分の1の約2千万人いますし、日本では、おそらく、子どもの半分の約800万人います。そういう子どもは、人間らしい優しさに飢えていますから、人間らしい優しさを示されると飛びつく場合が多い。でも、発達トラウマ障害(DTD)が重たい子どもですと、人間らしい優しさにも飛びつけません。それだけ根源的不信感が、猛烈に深いからです。ですから、重たい発達トラウマ障害(DTD)の子どもの場合は特に、最初の学びの課題の、人間らしい優しさを伝える為にも、長い時間と、セラピストの人間らしい優しさと根気、それから、子ども中心のコーポレートガバナンスが、必ず必要です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます