エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ : この先生とともに学校にいるよろこび

2016-08-05 07:49:04 | 間奏曲

 

 

 
ユングがお薦めする「教師の役割」 改訂版
  ユングは、心の深いレベルのことに通じています。そんなことは皆さんもご存知でしたね。しかし、これは、統合失調症と見まがうばかりの幻覚や幻聴に襲われた時期を経て、その深みを......
 

 鶴見俊輔さんの言葉から。無着成恭さんのことに触れているところです。『教育の再定義』から。

 

 

 

 

 

 敗戦後に、山形県の苦しい生活状況の中で中学校教師だった無着成恭は、この先生とともに学校にいるよろこびを生徒たちと分かち合えた。「やまびこ学校」という記録からそのことがうかがえる。

 無着の教育観は、敗戦直後も今も変わっていない。敗戦から遠く、経済大国になった日本が無着の教育方針を受け入れなくなっただけである。

 

 

 

 

 

 

 私どもは、「この先生と一緒だと学校がうれしい」と、子どもが心底思えるような学校をいまいちど、創造していかなくてはなりません。

 

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