エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

マッサージ・セラピーの3つの「よし」   鳥越さんの真似?

2016-07-28 08:22:17 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 


 

取引はよくあることですが、所詮「一時避難所」です。

2015-07-28 08:28:02 | アイデンティティの根源

 

 悪い良心を、エリクソンは何度も取り上げますよね。それだけ、悪い良心に苦しんでいる人が多いし、エリクソンのところに治療に来る人も多かったんでしょう。

 Young Man Luther 『青年ルター』p215の3行目途中から。


 

 

   発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。甘えが全く足りません。マッサージという簡単な方法が、その甘えを提供するうってつけの方法ですから、マッサージ・セラピーを母親にやってもらえば、母子関係の改善に繋がります。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.142の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 何も強制されまることはありませんでした。コナーは、初めは触られるのが嫌がっていたことは知っていましたから、「『やり過ぎ』だという、コナーからのサインに、セラピストは敏感でいてね」と伝えました。セラピストが徐々に刺激を強くしていくのは、それまでのタッチのやり方や強さがコナーに馴染のものとなり、安心できるものになってからでした。そのマッサージ・セラピストは、セラピーを始める最初に、マッサージを「試す」ために、コナー自身が自分の手にマッサージをして貰って、それに馴染んでから、コナーの指や手のマッサージを始めました。セラピストは、次第にコナーの身体のマッサージするすべての部分に触れたり、次第に深いマッサージをしたり、出来るようになりました。コナーのママも、コナーにリードに従うように教えられ、コナーが圧倒されないように触れることを教えられました

 

 

 

 

 

 マッサージ・セラピーは、発達トラウマ障害(DTD)の子どもにとっても良いし、発達トラウマ障害(DTD)の母親が、自分の子どもとの関係をよくしたい場合にもいい感じですね。しかも、母子関係を母親がリードでするのではなくて、子どもがリードする点が良いですね。これが、マッサージ・セラピーの3つの「よし」です。

 

 

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