自分が得することを、最も大事にする生き方現代人、当然、今の日本人は、自分の暮らしが危うい暮らしだ、ということを感じている人が実際は多い。それはお金持ちでも、貧乏でも変わりません。貧乏である人ほど、切...
脱感作も、トラウマ治療に役立つことはめったにないらしい。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.225の、ブランクから。
トラウマに安全に効く薬
私が医学部の学生だったころ、1966年の夏、オランダのライデン大学教授、ジャン・バスティアンの研究のお手伝いをして過ごしました。ジャン教授は、ホロコーストの生存者にLSDを用いた治療をしていることで知られていました。彼は、顕著な治療結果が得られたと主張していたものの、同僚がその業績をよくよく調べてみると、彼の業績を支持できるデータがほとんどないことが分かりました。トラウマ治療のための向精神薬のなる可能性は、この結果、2000年まで、否定されることになりました。
本物の近くには、得てして、ひどい偽物が、本物のような顔をして、いる訳ですね。このジャン・バスティアン教授も、ライデン大学という有名大学の教授なのに、ねつ造論文を書いていたわけです。東大や理化学研究所の人達でも、ねつ造論文を書いている人がいましたね。
私どもに必要なのは、本物と偽物を嗅ぎ分ける鼻ですね。ラインホルト・ニーバーの祈りにあるように、その鼻の名は 「叡智」ですね。それは光そのものです。
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