朝日新聞が12月23日(火)の朝刊で、「本社慰安報道 第三者委員会報告書」を掲載しています。権力の行動をチェックするためには、新聞が権力批判をすることは、非常に大事なことです。しかし、間違った情報を流したり、情報そのものをねつ造するなどと言うことは、決して許されることでは無論あまりせん。今回は、朝日新聞の誤りを「外部」の人たちが話し合って、問題点を浮き彫りにしている点で、有意義であったと考えます。
その中で特に私が気になった一点を、今回このブログで取り上げようと考えました。それは、田原総一朗さんのご指摘です。それは朝日新聞の体質に関することです。そして、この体質は、日本の集団に普遍的な体質ではないか、と私は考えるからですね。それに関して、田原さんは次のように指摘します。「私は編集部門のスタッフが、表現は下品だが、最高幹部と身体を張った議論が出来なかったことこそが朝日新聞の問題体質で」ある、ということです。クオリティーペーパー(良質な新聞)とされる朝日新聞でさえ、自由で民主的な議論が出来ない「体質」がある、と言うのですから、問題は深刻ですね。それは、パレーシアがない、ということですね。
社内の権力(社長)を向こうに回して身体を張った議論ができない編集スタッフが、権力を向こうに回して、権力批判の論陣など張れるはずがありません。
それは、アンパンマンの「損しても正しいことを主張する」ということですね。
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