エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

神話と政治

2014-01-19 10:58:44 | フーコーのパレーシア

 

 税金を大量に使っている、国家プロジェクトの研究でさえ、ウソとゴマカシまみれですね。また、良心のある人がそれを告発しても、告発のほうを握りつぶそうとする権力の醜態。

 

 

 

 

 

 エウリピデスが、クレウサのアポロに対する関係について話をすることは、デルフォイのアポロ神殿に、戯曲の場面設定することと合わせて、アテネとポエボス・アポロ神が近しい関係にあることを示しています。ぷぇぼす・アポロ神は、ヘレニズ人すべてにとって、デルフォイの聖域の神なのです。古代ギリシャで戯曲が作られた頃には、アテネは反スパルタのヘレニズム連合を企てようとしていました。アテネとデルフォイの間の対立があったが、デルフォイの司祭たちがスパルタの味方をまずしたからです。しかし、アテネをヘレニズム世界のリーダーに有利な立場になろうとするために、エウリピデスは、二つの都市国家がお互いに親の立場にある関係を強調しました。この神話的家系によって、アテネが他のギリシャの都市国家に対する帝国主義的政治を行うことを正当化しましたが、それは、アテネの指導者は、アテネ帝国が可能である、と考えることがまだできた時期なのです。

 

 

 

 

 なかなかパレーシアにぴったりの話は出てきません。前段の話が続きます。今しばらくお待ちください。

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