#肯定的な記憶の話 対 #トラウマ体験の話 の #違い

 

 

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　　　　　「善意の暴力」と「無意識の暴力」は、こうして生まれます 　「ねばならない」のたくさんある、真面目人間の悲劇ですね。いくらやっても、心からの平安があ......

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　ヴァン・デ・コーク教授の 　The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma　『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ　：　脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか？』

　第１２章。「思い出すのが，耐えられないほどの重荷」です。p.195，第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

　肯定的な記憶の話　対　トラウマ体験の話　の違いは，主に２つありました。つまり，（１）記憶のまとめ方　と，（２）記憶に対する体の反応　でした。結婚式，誕生日，卒業式は過去の出来事として思い出されましたし，話の起承転結がありました。こういった出来事を完全に忘れてしまった時期があったと言うものは，一人もいませんでした。

　逆に，トラウマ記憶はバラバラです。私どもの研究に協力してくれた人たちは，細々とした部分(レイプした人の臭いや死んだ子のおでこの深い傷)を覚えているのに，事の次第や，他の大事ないくつかの点(助けに来てくれた最初の人や，病院に連れて行ってくれたのが救急車だったのかパトカーだったのか)を思い出せなかったんです。

 

 

 

 

　トラウマ体験の記憶は，時に「そんなことまで覚えてんだ」とこちらが驚くほど，細々とした記憶を語ります。でも，確かに，はじめは，事の次第が分からなかったり，全体像が具体的に分からなかったりする場合がほとんどです。