エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#要注意! #発達トラウマ障害の人たちの根源的な脳破壊 #自意識破壊 #人格破壊 #鏡の中の自分が分からない

2018-06-15 05:42:36 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの
 
#ペッソボイデン体感療法 #その人ならではの過去の再現 #深い癒しの実現
    発達トラウマ障害(DTD)のご相談は,こちらへ。agape☆gmail.com  但し,全て半角にしてから,☆→1430777@に変換してください。当方,年間70~......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』

 6章。「身体を失くすと,本当の自分も失くすよ」,p.94,第3パラグラフから。


 子どものころに繰り返しトラウマを負わされた犠牲者たちの中で,自意識がないことは,まさに根源的なことですから,鏡の映った自分が誰なのか,分からない場合があるほどです。脳画像から分かることは,注意を払っていないからではない,ということです。自分が誰かを認識することを司る脳の構造が破壊されているのは,自分自身の経験に関する脳構造が破壊されていることに伴うものです。

 

 

 自意識を司る脳を破壊することは,エリクソンの言葉で言えば,根源的信頼感は0に近く,根源的不信感が限りなく100に近くなっている,最悪の心の習慣をもたらします。

 虐待だけではなくて,保育園に預け,延長保育を発注し,それでも足りないから,おばあちゃんやベビーシッターなどに預けて,赤ちゃんを人任せにするだけで,自意識を司る脳を破壊していることに,注意が必要です。これは,根源的な脳破壊であるだけではなく,根源的な人格破壊です。

 座間市バラバラ殺人事件が,新潟女児殺人事件,熊本の刃物男が銃殺された事件,のぞみ号絶望的殺傷事件…などの「容疑者たち」が,目はに見えない脳も,目には見えない人格も根源的に破壊されている発達トラウマ障害であることに,注意が必要です。

 発達トラウマ障害の人たちをホッテオイテはいけませんね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« #エリクソンの深い信頼 #互... | トップ | #聖書の言葉 #1人豊か #十... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿