昼夜逆転を治そうとしちゃ、ダメだ!! 改訂版世俗生活=宗教の本質 制度や法律は、それを創り出した精神が必ずあります。しかし、制度や法律が運用されだすと、運用そのものに自動操縦、オートパイロ......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。肝心な時に、辛い思いをしがちです。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.126。第8章。第2パラグラフから。
私が退役軍人らの治療をしていたお陰で、マリリンの様な痛ましい物語を聴くと、すぐに問題の核心に飛び込もうとせずに、マリリンの痛ましい語りに耳を傾け続けることが出来ました。セラピーは不可解ないろんな行動に取り組むことから始まるものです。たとえば、夜中にボーイフレンドに乱暴したり、人に眼を見つめられると、怖くなったり、ガラスのカケラで自分自身を傷つけて、自分が血まみれになっているのに気付いたり、食事をするたびに、わざと吐いたり…。このような症状の背後にある現実が明らかになるのには、それなりの時間と忍耐が必要でしょ。
痛ましい話し、悲しい話しを聴いていると、居たたまれなくなるのも人情でしょう。その際に、痛ましく、悲しい話しに心乱れる思いと、その心乱れる感じを、一歩下がって、俯瞰してみる感じが両方必要です。いわゆる複眼視ですね。
普通は、心乱れる感じに圧倒されてしまうので、居たたまれなくなりますでしょ。それだけにならないためには、一歩下がって複眼視を持ち続けられるように,訓練、修練が必要です。それは、野球のバットコントロールや、自転車を乗ることの練習や、座禅や瞑想の修行に似ています。繰り返し、集中、内省と自己受容が必要です。自分の「負」と思えることに踏みとどまる練習が、大事で、パウロの臨床心理学がものを言います。
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