7.11, 2018に,報道ステーションで東京電力が強制起訴された裁判のニュースを見ました。
東京電力の福島原発事故で,病院が放射能の危険区域に入り,転院を余儀なくされた,保延欣司(ほのべ きんじ)さんは,転院先が見つからず,必要な点滴を受けられず,亡くなりました。当時82歳。
東京電力は,15.7メートルの津波を想定して,施設を20メートルの防潮堤で囲む計画をしたといいます。しかし,その建設費用が数百億円になることが分かって,原発担当役員の武藤栄副社長は,防潮堤建設の先送りを指示した,といいます。津波対策を担当していた社員は,裁判で「津波対策を進めると思っていたので,予想外で気が抜けた」と証言しています。数百億をケチったために,保延欣二さんはなくなりました。また,廃炉費用にこの先何百兆円かかるか分かりません。
夫を亡くした保延ミツ子さんは,「分かっていたんだったら,その対策してあったら,これほどの事故にはならないで済んだんではないか」,「あの人たちには,何かしら,本当のことを話してもらいたい」といいます。
どちらの感性が真実で,そのままでいいのか,明らかです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます