エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマを抱えている人は、実は非常に多い。

2016-03-17 04:26:25 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
内村鑑三と「謙遜」 改訂版
  今日、NHKの「こころの時代」で、鈴木範久先生解説の「道をひらく 内村鑑三のことば」が最終回でした(再放送は21日(土)13時から教育テレビで、http://...
 

 

 テキサス大学のペネベーカーの実験は、面白そう。どんな結果が出たのかなぁ?

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.241の、ブランク後の、第5パラグラフから。

 

 

 

 

 

 学生たちは、この研究を、とっても真面目に受け止めました。それまで誰にも告げたことのない秘密を打ち明けた学生もたくさんいました。涙ながらに答えを書いた人も多いし、助手の人たちに、こういった経験に心奪われていた、と打ち明けた学生もたくさんいました。200人の参加者の内で、65人が子どもの頃のトラウマについて回答しました。一番多いのは、家族を亡くしている話で、女性の22%、男性の10%が17歳になる以前に、性的なトラウマがあったことも報告しました。

 

 

 

 

 

 このペネベーカーさんの実験では、33%、3人に1人がトラウマについて報告していることが分かります。女性の性的トラウマが22%というのも、ビックリですね。じゃあ、日本はどうなんでしょう。発達トラウマと言ったら、日本の方が、アメリカよりも多いと私は考えますね。

 発達トラウマを抱えている人は、実は非常に多いのです。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一番残忍な人ほど、医療・福... | トップ | たくさんのものを失くした先... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿