エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

たくさんのものを失くした先に残るもの

2016-03-17 07:50:51 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
的外れな教え
  罪を何かの行為に結びつけることも、どうなんでしょう? それは救いよりも罪責感だけを強調することになりがちです。罪はあくまで「的外れ」なんですからね、 Yo...
 

 

 80、90になっても、生きてくるのが子どもの頃から培った人間力ですね。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の、p.113の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 80、90にもなれば、たくさんなものも失いがちです。なかには、縁遠い関係を失う場合もあれば、深くもあり近しくもある関係を失くす場合もあります。両親、連れ合い、子どもを失くす場合もあるでしょう。たくさんの、対処しなければならない悲哀があります。それは、死の扉がすぐそこに開いているということがハッキリしているばかりではありません。

 

 

 

 

 

 80、90にもなれば、たくさんのものを失う悲哀をなめなくてはなりません。エリクソン夫妻には、ダウン症の子どもがいましたし、その子は親よりも先に亡くなりました。でも、人間には、最後までなくさないものが少なくとも一つだけあるそうですよ。

 ソレハナニカシラ? 

 それは、人を思う気持ち、宗教的に言えば、祈りです!

 

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