エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の人の、心の地図の書き換えと、神の臨在

2016-09-17 04:56:38 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
子どもの貧困率が上昇し続ける、狂気の国
   やり取りこそ、≪神が支配するところ≫  淨と不浄を区別すると不安障害や強迫神経症になってしまいます。意識的に、淨と不浄を区別することを止めにするこ......
 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども。その心の地図は、「自分はダメだ」行き、の悪い良心、なかなか変わりません。クライアントが自分を責めている時に、それを受容するのは、「やりがいがある」ことです。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.130の、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 私は心からマリリンの応答に感謝していますし、それ以来、私の患者に「そんな風に自分を責めてはいけません」などと言うことは一度もしていません。キャシーが私に教えてくれたことは、私の責任は遥かに深いものだ、ということでした。すなわち、発達トラウマ障害(DTD)の人たちが、心の中にある世の中の地図を書き換えるお手伝いをすることなんですね。

 

 

 

 

 

 簡単に言えば、「この世は地獄」という地図を、「この世は、辛いことや悲しいこともあるけれども、ドッコイ上手く出来ている」という地図に書き換えるのです。そのためには、心の中に「オリエンテーション」があること、すなわち、心は「光の方に向いている」ということに、発達トラウマ障害(DTD)の人も気付いてもらわなくてはなりません。

 それは自分のもろもろの心の中を自由に表現する時空を得ることで、可能になります。なぜならば、心の中を自由に表現することを許される時空には、必ず、神の臨在があるからです。

 

 

 

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