やり取りこそ、≪神が支配するところ≫淨と不浄を区別すると不安障害や強迫神経症になってしまいます。意識的に、淨と不浄を区別することを止めにすることが大事になります。 p346の第2パラ...
子どもの心理臨床をする毎日ですと、子どもがお腹を空かせている場合に結構出会います。心が満たされていない子どもは、ビックリするほど、もっと多いのですが、文字通りお腹を減らしたままで学校に来る子も、少なくないんですね。
ある学校で、心理面接をしていた一年生の男の子。朝ごはんを食べてこない時もあれば、「今日はパンが一つだった」と言う日もありました。学校では給食以外には、食べ物は上げないのかもしれませんが、私は毎回面接の日には、その子が好きだと言う、ベーコンチーズパンか、ソーセージパンを買っていくようにしました。お腹を減らしていても、「給食はあまり食べません」と言われていましたが、好きなそのパンは、毎回、実に美味しそうに、嬉しそうに食べてくれました。それを知ってか知らずが、ある教員は「給食をあまり食べなくて困ります」と私に時々こぼしましたね。子どもは、その子に限らず、お腹が空いていても、食べない場合があんですね。それは、ある種の「抗議」ですね。「食べる時に一緒にいる大人と、心のやり取りができていませんよ」という抗議ですね。
こういう事実を知る時に、コミュニケーションの語源が、「共に食事をすること」だ、ということの、真実の意味を知ったような気持ちになりますよね。コミュニケーションが出来てないから、食べない。その子は「コミュニケーション」の語源を知るはずもないのだけれども、その語源通りのことを実際にしてんですからね。
「なくそう! 子どもの貧困」ネットワーク(http://end-childpoverty.jp/leaflet)によれば、先進国で、この30年、一貫して子どもの貧困率が上昇している国は、日本以外にはないそうですね。今や16.3%、6人に1人の子どもが貧困だと言われます。全国に320万人もいる勘定です。30人クラスですと、5人は貧困だ、ということになります。
何故でしょうか?
これは、雇用が低賃金で不安定な人が非常に多いからですよね。すなわち、非正規雇用が多いのと、その分、正規雇用の負担も増えて、労働者の所得も労働環境が悪化していることが、子どもの貧困の根源的原因です。それに対して、アベシンちゃんと悪魔の仲間たちを始め、自民党政権が、子どもにお金をかけてこなかったからです。すなわち、政治の貧困が、子どもの貧困を生み出している訳ですね。今回アベシンちゃんと悪魔の仲間たちは、子どもの貧困対策として、「国民運動」「国民が自主的に出すお金」で対処して、財政の裏付けのない、いい加減な政策を進めています。ぼろ儲けのネタになるオリンピックや、国立競技場、エンブレムには、ふんだんに財政をつぎ込むのに、子どもの貧困対策となれば、「みなさんがお金と時間を出してね」と国民に任せて、政権はホッタラカシです。
子どもの貧困をホッタラカシにしている、という観点からも、アベシンちゃんと悪魔の仲間たちの、1秒でも早い退陣を、強く求めるものです。
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