ルターはアウグスティヌスの回心について、4回しか引用していなかったらしい。
Young Man Luther 『青年ルター』p204の第3パラグラフから。
ルターの塔での回心が、ルターが詩篇講義をしている最中だった、と言うのは全くの憶測です。反対に、1回の回心ではなくて、何度も危機があって、「詩篇」に関する手書き原稿に最初の手掛かりがあったのかもしれませんしね。特定の事件に関するルターの記憶に「これだ」というように、学者らが時期を定めるのは、難しかったのですね。
ルターの回心は、「塔での回心」で言われているみたいに、この時だと時期や事件を決める訳にはいかないらしい。ですから、断続的、連続的な回心だった、との説も成り立つかもしれませんね。エリクソンは「でもねっ」と言いたげです。
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