ヨガとバイオフィードバック療法ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.140、ブランクから。
トラウマを負わされた生育歴をどうとらえるか?
1985年に私は精神科医ジュディス・ハーマンと協同研究を始めました。その最初の本、『父‐娘近親相姦』が最近出版されました。私ども2人は、ケンブリッジ大学病院(ハーヴァード大学の研修病院の1つです)で一緒に働いていましたし、トラウマが患者さんの人生にいかに影響するのか? ということに共に関心を抱いていましたから、定期的に話し合い、カルテを比較しました。私ども2人が強い印象を持ったのは、境界性人格障害(BPD)と診断された患者さんたちの多くが、ベッタリしているのに、非常に不安定な関係、極端な気分の上下、自己破壊的な振る舞い、たとえば、自傷や自殺企図の繰り返し、に特色があったことです。子どもの頃にトラウマを負わされたことと境界性人格障害(BPD)の間に何か関係があるのかを明らかにするために、公式の研究会を持ち、アメリカ国立衛生研究所に助成申請しましたが、断られてしまいました。
ヴァン・デ・コーク教授とジュディス・ハーマンさんの臨床研究。いまは、発達トラウマ障害(DTD)の人の相当数の人が、境界性人格障害に「発展」することは周知の事実ですが、それも、この2人の研究に端を発してたんですね。
何でも、開明的、核心的なことは、最初は見向きもされないか、バカにされるか、その両方のことがほとんどでしょう。しかし、そこに踏みとどまるものだけが、真に開明的で革新的な事業を展開することができるのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます