エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

いつでも大事な≪陽気で楽しい≫

2015-09-23 10:06:47 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 inertia イナーシャ 「よく考えることもなく、今までやってきたことだからと、今まで通りを繰り返す、お役所仕事な感じ」は、いつだって、人類に対する犯罪です。

 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』p77のブランクから。

 

 

 

 

 

 学校に行く前の時期

 

 

 子どもの頃って、エピジェネシス、性器が未熟な時期、礼拝との関係で、すでに議論してきましたよね。ここでは、2つの対立するテーゼと、いろいろとある反感について、まとめを付け加えるくらいにしておきましょうか。

 それで、遊びの頃(3才~6才くらい)に戻りましょう。遊びの頃には、initiative イニシアティブ 、「やり取りの中で、自分の感じに従って、行動をはじめても良い感じ」と、guilt ギルト、「やり取りの中で、自分の感じでことを始めてはダメだぁ、という感じ」が危機を迎えるんでしたね。繰り返し申し上げることができるのですが、playful プレイフル、≪陽気で楽しい≫ことが、今後あらゆる舞台になっても、なくてはならない、人生の要素になります。

 

 

 

 

 

 人生は、イキイキ、ピチピチしていることが最も大事なことなんですね。幸せに、自分も人も大事にするために、命を戴いているからです。そのために、必要不可欠なのが、playful プレイフル、≪陽気で楽しい≫ことなんですね。

 愛着障害は、このplayful プレイフル、≪陽気で楽しい≫ことが極端に欠けているので、関わる大人が意識して、playful プレイフル、≪陽気で楽しい≫ことがとても大事になります。

 でも、赤ちゃんから死の床まで、playful プレイフル、≪陽気で楽しい≫ことが、人生になくてはならないってことには、変わりありません!

 

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