今宵は,何年かぶりで,The art of loving 関係に誠実な生き方 から。p.48. 12行目途中から。
人を心から大切に思う気持ちの中で,子どもとお母さんは,離れていきます。そのお母さんは,子どもが自分から離れていくことを我慢するだけじゃなくて,子どもが離れていくことを,歓んで手助けしなくてはなりません。人を心から大切に思う気持ちが,こんなに難しい課題になるのが,2人が離れ離れになる舞台です。ここでは,「私がないこと」,すなわち,全てを差し上げて,大切な子どもの幸せ以外は何にも望まないが必要です。そして,多くのお母さんが,子どもを心から大切に思えなくなるのも,この舞台です。自己愛的で,支配的で,子どもを独り占めにしたいお母さんは,子どもがちっちゃい内は,「優しい」お母さんでいられます。でも,本当に心から優しい女性,貰うよりも与えることを歓べて,自分が,創造された受け身の存在から,創造する能動的な存在に復活した女性だけが,子離れの時にも,優しいお母さんでいられるものです。
以前読み飛ばしていたところに,気づきが与えられましたから,その部分を正確に訳しなおした次第です。
やはり,2度生まれである点が,ポイントでしたね。
謹んで訂正いたします。
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