現世考： #死に走った高校生たち #どっちもどっち #全うな意識

 

 

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子どもの気持ちが分かるコツ

 一番知られているルター 　ルターは、言ってたこととやったことが、大きくずれたので、多面的にも見えるし、半端にも見えるようですね。　Young Man Luth......

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　座間の殺人事件の犠牲者の中に，複数の女子高校生がいましたでしょ。

　女子高校生のサイコセラピーをしてきた経験から申し上げれば，「死にそうな高校生」は相当数います。私がかかわった高校でも，飛び降り自殺をした子もいましたし，暴走「事故」で亡くなった子もいました。

　それは，「生きてる気がしない」という点で，座間の殺人事件の容疑者と，まったく一緒です。要するに，どっちもどっち。事件だけ見ると，容疑者だけが「悪者」ですが，同じ病に侵されている点では，同じです。

　問題なのは，その子らを育てている親も，学校でおバカなルールを「指導」するのが好きな教員も，どっちもどっち，ということです。悪い心の習慣，という点では，50歩100歩。小学生よりも，高校生のほうが，病気が重症になるのは，なぜでしょうね，分かりますでしょ。

　ですから，容疑者だけが，「異常」とすること自体が，異常です。それは「悪い良心」のカラクリに乗せられて，自分を，容疑者という映し鏡に見ているだけのに，それにも気付かないくらい，意識が鈍っている証拠です。エリクソンは，「全うな自覚のある人」って，まあ，私がそのように翻訳しているんですが，言いますでしょ「まっとうな意識のある人」は，無意識に自分を相手に見ることを，意識的に避けることができるくらいに，自分も人も全体的にホールに，見るから，ヘルシー（ホールと同じ）な意識を持てるからです。