エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

生かされている、不思議な命 3訂版

2015-01-07 10:41:30 | エリクソンの発達臨床心理

 

 自分の命。実に不思議ですよね。昔、保育士を目指す20才前後の人たちに話したことがあります。それは、昔ビートたけしさんがやっていたTV番組「たけしの万物創世紀」で「赤ちゃん 素晴らしき日々」と題して、赤ちゃんがどのように誕生するのか、受精から誕生、成長までを上手くまとめた番組があって、それを見てもらってから、計算したことがあります。1人の赤ちゃんが誕生する確率。女の赤ちゃんの時にできる卵母細胞が700万個、1人の男性が生涯生産する精子の数、1日1億として、10才から80才まで生産し続けるとして、1億×365日×(80-10)≒2兆5000億。1組の男女から2人の子どもが生まれるとしたら、1人の赤ちゃんが生まれる確率=2/700万×2兆5000億となります。天文学的数字です。ほとんど一人の赤ちゃんが誕生する確率は奇跡的。年末ジャンボ宝くじの7億円が、何回連続して当たる確率でしょうね。

 数字じゃぁ、味気ない。

 なぜこんな話を持ち出したか、というと、エリクソンの『アイデンティティとライフサイクル Identity and the Life Cycle』の中に、素敵な文章があって、それをご紹介したいと思った訳ですね。前置きが長くなっちゃって、ごめんなさい。その文章は1行です。

 

 

 

 

 「もし、私どもが生きていることが許されていることを学びさえすれば、自分が成長していくための(ご)計画は、全て備わっています。」

 

 

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