エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

アルコール依存症になりやすいアカゲザルたち

2017-01-13 06:56:06 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
人生って 悲しいね
   倫理がバラバラだと、自分はブラブラ! 改訂版  最も大事なものは、人の心、そこに根差すスピリット。 p241ブランクの後から。    &nbs........
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.155の第3パラグラフ、9行目から。 

 

 

 

 

 

シュモーは、遺伝に由来する行動がいろいろあることを見つけ出しました。たとえば、ビクビクしているサルたちは(生後半年の時の、このサルたちの行動と、コルチゾールのレベルの高さに基づいて分類されます)、4歳になると、他のサルに比べて、実験室ではアルコール消費が多くなります。遺伝的に攻撃的なサルたちも、アルコールを飲みすぎですが、意識がなくなるほどですが、ビクビクしたサルたちは、飲めば静かになるように見えます。

 

 

 

 

 

 アカゲザルの実験からも、抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の人も、脱抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の人も、アルコール依存症になるリスクが高くなることが明らかですね。

 実際に、発達トラウマ障害(DTD)の人は、抑制タイプの人も脱抑制タイプの人も、アルコール依存症にとてもなりやすい。薬物依存症や、ギャンブル依存症などの依存症になるリスクも、自殺のリスクも高くなってしまいます

 じつに、発達トラウマ障害(DTD)の病気と、赤ちゃんの時の母子関係の悪さが非常に深刻であることが、自ずからお判りでしょう。

 

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