エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#精神科医からも大学教授からも発達障害と誤診される #発達トラウマ障害の子どもたち

2018-05-24 06:14:33 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 
エリクソンの叡智: 発達トラウマ障害(DTD)を治す魔法の力
    インターメッツォ : 人への信頼、 神への信頼   ルターの魂の嵐  「天にも昇る悦び」は自分の努力では手に入れることができません。 Young......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』

 6章。「身体を失くすと,本当の自分も失くすよ」,p.90,第3パラグラフ,6行目から。


シェリーを強制入院をした精神科医は,シェリーが自分の皮膚を掻き毟るのを止めると約束するまでは治療しない,と突っぱねたんていたんです。しかし,私の経験から申し上げれば,シェリーみたいに自傷があったり,皮膚を掻き毟ったりする患者さんは,自殺することはまれで,自分が知っている唯一の方法で,気持ちを楽にしようとしているだけだ,ということです。 

 

 アメリカでも,精神科医は,かつては発達トラウマ障害のことを知る人は少なかったんですね。ですから,ヒドイ扱いをされた上に,病状が収まるどころかヒドクなるのが「普通」だった。

 現在のニッポンでも,かつてのアメリカのように,精神科医も,大学院の「専門」の教員らも,発達トラウマ障害のことをよく知っている人は,ほとんどいませんから,発達トラウマ障害の子どもも,青年も,大人も,「発達障害」と誤診されて,間違った投薬をされて,時間の経過とともに病状がヒドクなるのが「普通」です。

 

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