衝動や悪い良心とは、逃げずに向き合う姿勢が大事です。
Young Man Luther 『青年ルター』p.218の第2パラグラフ10行目途中から。
無意識に踊らされた意志は、過去に学んだこと、現在受け止めていることすべてを無視しがち。眼に入るのは、自分がしたい目標に突き進むのに、過去と未来が都合のいい場合だけです。 このように、無意識の虜になることは、ルターがわざと定式化したように、完全に無意識の猛毒にやられることになります。とくに、自分は無意識の虜などにはなっていません、などとエバって否定するような場合は、もう無意識の毒にやられてます。
無意識の虜になると、≪いまここ≫を上手く生きられません。当然、未来を上手に思い描くことなど夢のまた夢。しかも、恐ろしいのは、自分がそういう状態に陥っているという「病識」が全くない、ということです。ですから、そういう人は、なるべく自分を顧みる、振り返る、よくよく考えてみるということはなるべくしないように、これまだ無意識裡にしています。そういう人は、決まって、仕事にかこつけて(恰好つけて)忙しくしたり、職場の人にことさらに同調したり、自分が一人になる時間を避けたり…。ますます、無意識の猛毒にやられることになることも知らないで…。
1人のクワイエット・タイムが大事になるのは、この時ですね。
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