今宵も,Toys and Reasons, stages in Ritualization of experience. 『おもちゃと目覚めていること 経験を日常生活の中で礼拝にする舞台』 から。私は,この本が,エリクソンの本の中では,一番好きなんですよ。おそらく,エリクソンが言いたかったことが,一番書いてある本だと思います。二番目は,Insight and Responsibility 『光を見ることと,光にこたえること』だと思います。
ちょっと進んで,p.99.昨日の『エリクソンの叡智』でご紹介したところを,言い換えているところです。
4歳,5歳の子どもは,おもちゃの世界の中で,おもちゃを思いのままに使って,遊びます。それは,過去に発達トラウマになった経験を,もう一度生きなおし,正して,新たに作り変えるためですし,将来なってみたい役割と,やってみたい出来事を,自分の感性を活かしながら,繰り返し,心の中で≪イメージ≫しているんです。
ヴァン・デ・コーク教授がご紹介して下さる,ペッソ・ボイデン体感療法の話と完全にかぶりますでしょ。そう,ここまでは重なるんですね。サイコセラピーの王道は,メソッドは違っても,同じなんだと思います。
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