発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達は、脆い存在です。発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子どもには、バカで、病気の人が関わってはいけません。禁忌と言うべきでしょう。狂気の沙汰になるからです。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.128、第4パラグラフから。
私はジャスティンのカルテを読み通して、ジャスティンがどんな暮らしをしてきたのかを想像しだしたんですよ。2歳の時にジャスティンは、「静的脳症」と診断されましたが、それはつまり、ジャスティンは、原因不明の重度の脳障害があり、おそらく発達しないだろう、ということですね。ジャスティンは、医者の所に連れて着来られたのは、ひどく発達に遅れがあったからなんですよね。ジャスティンは、、普通ならよちよち歩きをして、文章が言えるようになる年回りになっても、歩くことはできないし、片言しか言えなかったのです。悲劇でしょうけれども、アーサーは、ジャスティンに医療検査をさせた時、誰もジャスティンの暮らしの状況について、疑問に思いませんでした。生育歴が良い人なんていませんしね。ジャスティンは、いろんな身体の検査をされて、脳の画像を取られて、大脳皮質に委縮と、脳中央部の、水が溜まった空洞の肥大が認められました。実際に、ジャスティンの脳は、進行したアルツハイマー病の人の脳みたいでした。ジャスティンのおつむの円周は、同い年の子どもよりも。2パーセント小さかった程です。
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子どもは、脳まで委縮してしまう訳ですね。いかに恐ろしい重度の精神病で、しかも、それは家庭環境・社会環境があまりにも悪いからだ、ということを忘れてはなりませんね。
しかも、発達トラウマ障害とは、すぐには分からずに、「静的脳症」「ADHD」「うつ病」などと、誤診されてしまう訳ですよね。
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