エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

健全な発達の要諦 : 遊び

2016-07-16 01:51:54 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 

 

 

 
ルターが、苦しみの中に見つけた勝利
  「神の判断」は、自分の心の声を聴いて忠実に従うこと、それは同時に、理性的に、誠実に、真実に判断することなんですね。 Young Man Luther 『青年ルター』......
 

 

  発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども、大人、お年寄り。その人は、魂はいつでも0歳。怖いでしょ。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.138の下から4行目途中から。

 

 

 

 

 

その養母さんが7歳の子どもを優しく抱きながらロッキング・チェアーに座っている時、彼女は赤ちゃんの時にその男の子が手に入れることが出来なかったタッチやリズムを差し上げていました。脳の発達の原理は、神経組織が繋がって、繋がりの中で働く、ということです。さらには、脳の未熟な部位の繋がりを付けるのは、もっと低次だけれども成熟した部位からの刺激が入るか否かにかかっています。1つのシステムが、必要な時に必要なものが手に入れることが出来なかったりすれば、その必要に依存している脳の部位は、上手く働くことができませんし、発達に遅れのあるシステムが必要な刺激が遅ればせでも提供されても、ダメなんですね。健全な発達の要諦は、正しい経験を、たっぷりと、正しい時期に手に入れることです。

 

 

 

 

 

 忙しくしていると、忙しいことに心奪われた感じになりますね。子どもにとって大事なのは、命を分け与えることですが、それはすなわち、時間をプレゼントすることなんですね。しかし、忙しくしていると、プレゼントする時間もないし、プレゼントしたいと思う心もなくしがちになっちゃいますでしょ。

 ですから、いつでも必要なのが、遊び です。

 

 

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