エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)の子どもの怖れと信頼

2017-04-02 09:15:14 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
メンタルヘルスに欠かせないものを捨ててる私たち
   実感の哲学  人も三位一体でしたね。 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p26の第2パラグラフから。......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.2,第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 私どもがトラウマを乗り越えたいと願うものですが,生き残りを確かにするのに役立つ脳の部分(理性脳よりも深いレベルです)は,トラウマを否定するのが苦手です。トラウマを負わされた経験が終わったずっと後になって,トラウマは,危険に気付かないという形で,活発になるかもしれませんし,神経回路の混乱をもたらしたり,密かに大量のストレスホルモンが分泌されることになるかもしれません。トラウマを経験した後の気分は,なんでそうなるのか訳が分からず圧倒されてしまうものなんですよ。自分で気持ちをどうにもできないので,トラウマを負わされた人たちは,救いがたいほど傷つけられるんじゃないかしらと怖れを抱いている場合がとても多んですね。

 

 

 

 

 

 訳の分からないことで,圧倒される…,まるでオバケでしょ。

 トラウマを負わされた人たちが,自分の気持ちに向かい合い,折り合いを付けていくためには,安心を感じられる,≪陽気で楽しい≫信頼関係が不可欠です。

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