エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

人生9番目の舞台

2016-01-04 07:02:28 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
お役所仕事の狂気 その2 改訂版
  お役人はウソを言うのが仕事なんですね。それも平然として、何事もないかのようにウソを言います。詐欺師と何の違いもない。しかも、税金で給料もらってこれですからね、...
 

 臨床場面をよくよく観察していくと、根源的な人間力芯のなりやすい心の乱れの両方がよく見える、というのは至言ですね。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の始めに戻って、「完成版の前書き」に入ります。p.1の始めから。

 

 

 

 

 

 完成版の前書き

 

 『人生の巡り合わせ』の完成版(拡大版)が、前の版を超えているのは、人生9番目の舞台の要素を付け加えた点です。この9番目の舞台は、人間関係を心理的に見た時の発達を、エリクソン学派の人達がもともと研究する時に、予測してなかった舞台です。この新しい素材に関して論じるためは、8番目の舞台に着目した、自伝的な記述が必要です。この8番目の人生の舞台が、元の版の『人生の巡り合わせ』では最後の舞台でしたね。

 

 

 

 

 昨年の3月の末に、この本の第2章から翻訳を始めて、8割方の翻訳が終わりました。末尾の2節には、この前書きで触れられている、人生の9番目の舞台が登場します。その前に、この完成版の前書きに触れておいた方がベターじゃないかな、と考えました。

 それこそ、エリクソンの人生の晩年に、「なんで、9番目の舞台なの?」という点に、エリクソンが応えてくれているからです。

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