津久井やまゆり園事件,小金井アイドル傷害事件,…。障碍者差別の問題,ストーカー規制の問題…と,それぞれバラバラにニュースになったり,ニュース解説されるだけですね。多くの人にとっても,それらは,個々バラバラな事件にすぎないものだと思っていることでしょう。
しかし,私は,小学生を中心に,保育園生から短大生までの子どもたちのサイコセラピーをしてきましたけれどもね,これらは1つのことの応用問題,発展形,あるいは,なれの果てだと考えているんですね。
どういうことでしょうか?
事件を起こす人は少数派なのですが,これらの犯人は,発達トラウマ障害(DTD)の人たちなのです。それが治療もされず,学校などで,決してやっとはならない禁忌とされることを毎日繰り返しされて,つまり,学校でも繰り返し虐待されて,病状が悪化に悪化を重ねた結果,その中の少数が,ニュースになるような事件を起こしているんです。秋葉原無差別殺傷事件,釧路イオンモール無差別殺傷事件,名古屋大生高齢者殺人事件,特養高齢者突き落とし事件…。
ですから,施設の安全管理を高めようとも,ストーカー規制を強めて,厳罰化しても,何の意味もありません。
本当の意味でこられの事件を防ごうと本気で考えるのなら,1)今の学校制度を変えなくてはなりません。また,2)国立トラウマ治療センターを各地に作ることです。それから,長時間労働は禁止する,つまり,3)労働基準法を順守するということも必要です。
そのくらいやってはじめて,発達トラウマ障害(DTD)の子どものパンデミックを解消します。
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