エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: お祈り=セラピー+マインドフルネス?

2016-10-03 06:37:51 | 間奏曲

 

 

 

 
単独者の言葉 時空を超越する
   ルターの声には、現世を≪超越≫する働くがありました。 Young Man Luther 『青年ルター』p.230は第4パラグラフから。    ......
 

もひとつ、ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction p.63から。

 

 

 

 

 

 祈りは、何よりも、主に耳をすませること、待つことです。私どもは神様に耳を澄ませる時、心を開きますし、心から謙遜ですし、心静かにします。いろいろ考えずに心のままになって、神様の前で佇むんです。

 

 

 

 

 ナウェンさんの話を伺えば、お祈りは、極めてセラピーに近いことが解かりますね。こちらがとやかく言うのではなくて、一心に心の耳を澄ませている態度が、お祈りなんですからね。プラス、後段はやはり、マインドフルネスそのものですね。頭でいろいろ考えるんじゃなくて、自分の感じに従っていくわけでしょ。

 すると、神様の声に従うお祈りと、クライアントの深い願いを聴き取って、その実現に協力することや心静かにしていることとは、同じだと感じますね。

 

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