エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

頭と身体がバラバラ : 性的虐待は、桁外れに多い!

2016-10-03 06:45:30 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
心はいつも光に向かって
   圧倒的な、天にも昇るような悦び。ヌミノース。それを携えるようなお母さんであってほしいですね。 The life cycle completed 『人生の巡り合......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.134の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 絵の頭が、光を通さない霧によって、身体から引き離されているのを見て、解離(転換)の経験がどんなものか、眼が開かれた思いがしましたね。これは、近親相姦された場合によくあることなんですね。マリリン自身も後から分かったことですが、大人になっても、セックスをしている時には、天井近くをフワフワと浮いている感じがしたのです。マリリンがセックスに積極的だった時期には、その相手は、「ベッドでは、君は変だょ」と時々言われていました。マリリンは自分を見失ったり、別人みたいに話したりしたんです。マリリンは何があったのか覚えていないの普通でしたが、時には、怒ったり、人に食って掛かったりすることもありました。マリリンは自分が性的にどういう感じかは分かりませんでしたから、デートを次第にしなくなりました。そして、マイケルに出逢ったのでした。

 

 

 

 

 

 男の子でも、女の子でも、解離(転換)のケースは本当に多いです。ボッとしている子、手遊びを止めない子、小学校低学年までの記憶がほとんどない子、病院に行った記憶がない子…。 その内の何人かは、性的虐待を受けているはずです。

 性的虐待の統計は、日本にはないと思いますけれども、サイコセラピーをしていると、それは、世間一般に信じられているよりも、性的虐待も、桁外れに多いケースだという感じがしています。

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