エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#最難関

2021-04-07 07:43:43 | エリクソンの発達臨床心理
 
#頼もしい赤ちゃん

 #心の地図 #脳の地図 #信頼感 #未来を信頼する信頼 #子どものころのトラウマ #重度の発達トラウマ障害 現世考: ララランド,見て良かった!    先日,......
 

「発達トラウマ障害  Enpedia」
  ① EnpediaをGoogle検索
  ② 「Enpedia内の検索」で「発達トラウマ障害」を検索
 の二段階の検索が必要です。
 (Google検索では、「発達トラウマ障害」は検索しにくい操作【おそくら、内閣府情報調査室の仕業,です】が施されています)

 をご参照ください。

 Childhood and Society から。 p.78から、今日は第3パラグラフから。

 

第2の舞台で,第2の生き方(分かって、飲み込むこと)が、最初の場で当たり前になります。このように舞台Ⅰから舞台Ⅱへの対角線上の前進は,上向きで、右(正しいこと)へと向かいます。ここで前進とは、子どもの生きる力が、2番目に心響く生き方に力を与えます。2番目に心響く生き方は,いのちが一巡する中では,人と関わる新しい生き方、取るのを身に着けることになります。新しい舞台は、新しい身体部位とその働きを始めるためにあるんではなく、ますます水入らずで、ますます2人がピッタリと、心響く生き方を身に着けるため、人との間におられるキリストを、聖書の神様が示すパラダイスを共に生きるため、にあります。

 

 でも、この心響く生き方を身に着ける前進が妨げられ、急かされ、立ち止まらされたりしたら、どうなるんでしょうか? 心響く生き方を身に着かない血迷いが、横の関係でも、縦の関係でも、心の地図にあります。横の関係の血迷いは(Ⅰ₁~Ⅰ₂)は、続きの舞台に急かせ過ぎることに応じています。赤ちゃんの口は、落ち着いて飲み込めず、きつく口を閉じてしまいます。縦の関係の血迷い(Ⅰ₁~Ⅱ₁)は、満足できるやり方にしがみ付くことに現れます。横の関係の血迷いは,結局、いつも「ケチな」やり方に囚われることになります、つまり、様々な身体の動かし方でも、最初のケチな快感に拘ります。縦の関係の囚われは,「欲しがる」生き方に囚われることになります。つまり、様々な身体の動かし方で、欲張りになるんです。ケチがいつも「欲し」がります,口も五感も欲しがるし、他の口も手も態度も欲しがります。この種のケチは、のちのち、あらゆる生活部面に沁み渡ります。

 しかし、この舞台では、一番心優しいところでも、赤ちゃんがトラウマを避けて通ることができません。

 

 

 最難関といっても、灘高校の事ではありません。

 第2の舞台が、ここでエリクソンが指摘している様に、一番心優しいところでも、赤ちゃんが発達トラウマ体験をしやすい、ということです。

 現実に、自分をイキイキ出せる、という第2の宝を封じ込めている人がとても多いのが、様々なニッポンのいまの時代の課題の温床だと私は考えますね。

 自分をイキイキ出せるがないと、ケチになるに決まっています。

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