The Art of Loving 『人を大事にする術』は、第2章と第4章を翻訳しました。残すは第1章と第3章ですが、今日から第3章の翻訳を始めます。
p77のタイトルから。タイトルは長いのですが、タイトルですのでご注意を。
第3章
人を大事にすることと、現代の西洋社会では、人を大事にすることに心込められずにいること
「もしも、人を大事にすることが、成熟した、建設的な性格を持ちあわせるキャパだとするならば」、どの文化圏の人でも、人を大事に出来るか否かは、その文化が普通の人の性格の及ぼす影響次第です。私どもが現代の西洋文化圏で、人を大事にする話をすれば、西洋文明の社会的構造やその構造がもたらす精神が、人を大事にする気持ちを育むことを伝えますか、と問われます。こうした問いを問えば、答えは否定的になります。私どもの西洋の生活を客観的に見渡せば、人を大事にすることが、兄弟を大事にすることでも、母親が子どもを大事にすることでも、セックスのパートナーを大事にすることであっても、非常の稀な出来事だということがハッキリ分かりますし、人を大事にするところが、いろんな形の、人を上辺だけで大事にするフリでゴマカサレていることもハッキリ分かります。いろんな形の、人を上辺べだけで大事にするフリは、実際には、人を大事にする気持ちに上手に心を籠められずにいる場合がとっても多いんですね。
いかがでしたか? 日本は西洋文明ではないですが、心を込めて人を大事にすることが、とっても難しい時代になってしまいましたね。今、その転換が是非とも必要です。
私どもは、日々の活動が、人を大事にする方向性を明確にするものでありたい、と日々願っておりますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます