中世の神学のお話ですから、疲れちゃうかもしれませんね。今しばらくのご辛抱。でも、エリクソンも大学教育を受けてない、専門学校出。エリクソンそのものが不思議です。
Young Man Luther 『青年ルター』のp187の9行目途中から。
実在論の考え方は、教条主義者、ルターにはほとんど影響がありませんでした。しかしながら、ルターの日常的な言葉、殊に、悪魔主義との繋がりに現れていることを支配していたのは、「時代精神」でした。ルターは生涯、悪魔主義的な考え方に依存していたことを知っています。その悪魔主義的な考え方を、ルターは神学的な考えや科学的な判断と区別していました。悪魔が、ルターにとっての現実的な世界を背後から支えている、ということは、ルターの知的で宗教的な直感と別々に働いていたみたいですが、ほとんど偏執症も同然でしたし、中世一般の傾向を代表するものとは、同じではありませんでした。
宗教改革者が悪魔好きだったということは、意外ですね。
夜明け前の闇が一番深いのと同じかもしれませんね。
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