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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.306, 最後のパラグラフから。
トラウマの生態に関する本章の中で、トラウマと、相手にしてもらえないことによって、身体が、喜びやホッとする気持ちの源になるとは、思えなくなってしまいます。あるいは、身体が、ケアが必要だったり、栄養が必要だったりするもんだ、ということも、解らなくなってしまいます。私どもでも、身体が、安全、危険のシグナルをキャッチしてくれずに、ごちゃごちゃしたいろんな感じに圧倒されることにいつもなれば、肌身からホッとすることもできないし、もっと言えば、この世でホッとすることも出来ません。心の地図が、トラウマや虐待や、相手にしてもらえないことに基づいている限りは、意識が飛んでしまいがちです。相手にしてもらえなかったり、嗤われたり、大事にしてもらえなかったりすることが分かれば、人は、新しいことに挑戦してみようとは思えなくなりますしね。新しいことをやっても、また失敗するって思うものでしょ。物事を試しにやってみることもなければ、人は、オッカナイ、一人ぼっち、何にも出来ないという悪循環に陥って、世間に対する見方を決めてる心の地図を変える経験そのものが出来なくなってしまいます。
発達トラウマ障害(DTD)の身体と気持ちを簡潔にまとめてくれたところです。
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