エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

エリクソンの叡智:  #発達トラウマ障害(DTD) #意志の病

2017-06-06 03:02:06 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 

 
インターメッツォ : 真実と謙虚
   藤原保信先生の『自由主義の再検討』から  藤原保信先生が亡くなって、21年。藤原保信先生は安曇野出身ですから、ゼミ合宿では、マイクロバスに揺られて......
 


 

 今日は久しぶりに,The life cycle completed extended version, 1998から,p78

 

 

 

 

 

 2歳,3歳のころを支配している2つの(出す と ガマンする)の基本バターンによれば,強迫性(そうするつもりはなくても,しなければならないと思って行動すること)と衝動性(そうするつもりはなくては,そうしたくてたまらなくなって,行動すること)が意志(そうするつもりで,行動すること)に対立するものになります。強迫性と衝動性が悪化して,2つが結びついた時には,意志はマヒしますね。

 

 

 

 

 

 

 わたくしは,発達トラウマ障害(DTD)は,意志の病,だと信じて疑いません。

 なぜなら,発達トラウマ障害(DTD)の子どもも,大人も,自分で自分をコントロールできなくなるからです。

 衝動性が高じているのが,

 脱抑制性(激しい怒りが爆発するタイプ)の発達トラウマ障害(DTD)

 

 強迫性が高じているのが,

 抑制性(気持ちを強迫的に抑え込んだタイプ)の発達トラウマ障害(DTD)

 

 

 

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