神様は現在進行形、改訂版ティク・ナット・ハン禅師は、≪いまここ≫の自分、ありのままの自分に気付くことを薦めていましたね。今日はその≪いまここ≫を考えてみたいと思います。 ≪いまこ...
今晩も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の14日目。
今晩は、 「発達トラウマ障害≒愛着障害の証拠」の章の4日目。B.2.「感情のコントロールが出来ない、生理的なホメオスタシスを保てない」 の残りとB.3.です。
繰り返し虐待されることに関して出版されている文献が詳しく記しているのは、睡眠の領域(エガー、コステロ、アーカンリ、パンナム、1999; ゴールド、テイチャー、ハートマン、1997; ノール、トリケット、サスマン、パットナム、2006)、触られることといろんな音に対する過敏(ウェル、マッカン、アダムズ、ヴォリス、1995)、それに、別の日課に移る際の混乱(アレサンドリ、1991)てす。
B.3.いろんなことに気付かない/感覚と感情と身体の状態の解離
いろんなことに気付かないこと、あるいは、感情と感覚と体調の解離があることがハッキリするのは、離人感(訳注:自分が体験していることなのに、他人事みたいで、リアリティがない感覚)、周りで起きていることに気付かない、感情がブツブツ切れる、感情を表わさない、無痛覚症、自分の(人の)気持ちが分からない、という点です。CANS(非営利団体「思春期以前の子どものニーズと人間力」)のデータによれば、発達トラウマ障害の子ども達は、他の養子になった子ども達に比べて、感情と感覚と体調の解離が5倍も多いのです。NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)の調査によれば、発達トラウマ障害の子ども達は、感情の解離があります。NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)のデータのよれば、他に比べて、PTSDの症状が重たい子どものコントロール群に比べても、感覚と感情と体調の解離の問題が多いのです。CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)によれば、かなり多くの発達トラウマ障害の子ども達の特色は、痛みのある気持ち/否定的な感情の解離です。
発達トラウマ障害の子どもの特色の1つは、まぎれもなく感情解離です。なかでも、ヴァン・デ・コーク教授が指摘しておられるように、否定的な感情の解離です。それよりもはるかに多いのが、自分の(人の)気持ちが分からないということです。
まあ、お役人や東電のような会社の人には、発達トラウマ障害を疑いたくなるような、人の気持ちが分からない連中も多いですけれどもね。
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