エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: エリクソンの叡智 : ヴィジョンの喪失と,その結末

2017-02-23 01:36:30 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
≪聴く力≫を養いたいですね
   神様のユーモア 自由な息吹としての笑い 改訂版  神様のユーモア。この視点をくださったのは、東北大学で長く政治学を講じておられた宮田光雄先生です。......
 

 Toys and reasons. p.122から。昨日の続きです。

 

 

 

 

 

 ヴィジョンの根拠となるのは,細々したところまで立証可能である事実というだけでなくて,世の中はどんなところなのか,世の中で大事なことは何なのかという秩序にピッタリ合う事実です。この世の中に対する見方と価値は,やり取りの中で,人々に一致をもたらしてくれるんです。

 

 

 

 

 

 今のニッポンで,見失われているもので,ヴィジョンほど大事なものはありませんでしょうね。ヴィジョンがないから,礼拝もない訳です。礼拝がないから,やり取りのあるこころぬくもる関係性もなくしているのです。ですから,自信のない大人達が,自信のない子ども達を大量生産し,発達トラウマ障害(DTD)がパンデミックするという,戦慄すべき事態を招いている訳です。

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