未経験者歓迎!合気道S.A.岩本道場のブログ

普段の稽古内容を中心に更新していきます。
道場の雰囲気や指導員岩本の人柄なども感じて欲しいです。

中学校「保体」で、“武道”が必須に?

2007-09-07 14:30:27 | 他、武道・格闘技
頭ではしっかりまとまっていないんですが、興味があるので、とりとめもない内容でも書いてみようと思いました。

中央教育審議会が、中学校の保健体育で「武道」を必須化する旨を了承。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070905k0000m010041000c.html

武道教育が「伝統と文化の尊重」する精神に繋がるのだろうか?という疑問は残るのですが…

“武道精神を学ぶことを義務教育課程に取り入れる”

武道を指導させて戴いている身としては「武道の社会貢献」という意味では、喜ばしいことです。
私自身も指導という面でご協力させて戴く機会があるならば積極的に参加したい…という気持ちはあります。

しかし、手放しでは喜べないところもあります。
指導者は、現代社会で武道の果たせる役割について改めて考えさせられる事になるからです。
武道は、武を通じて道を求める修行(?)と考えています。

書道ならば、書を書くことでその道探求する。
華道ならば、花を生けることでその道を探求する。
で、武道は、「相手を制する術を通じてその道を探求する」と言えるのではないでしょうか?

武道は、肉体を通じて道を学ぶ以上、多少は「肉体の酷使」が必要です。
その精神性は、一般体育のそれとは違うと考えています。
ある程度の時間とレベルを経なければ、本当の意味で「武道精神」など身に付かないと思います。
ましてや、現代の教育は、すぐに「暴力」というレッテルで指導者を攻撃します。
武道は、言葉で諭すものではないから、受け手によっては「暴力」という方もいるでしょう。
なぜなら、書や花と違って、武とは直接的に相手を傷つける術を学ぶのです。
それは当然で、元々は相手を殺傷するための技術なのですから…
また、任意で集まる町道場と違い、学校での授業は「義務」になることも、指導の仕方に変化が出るのではないでしょうか?

逆に、肉体を通じて行うものだからこそ、リアルな痛みを知る事は出来るでしょう。
また、肉体を追い込み体力的にも精神的にも乗り越えた時に、他に対しての思いやりが芽生えるようになります。
現代の武は、学ぶ者にこのような精神を宿せるように導かなければならないと思います。

それが、現代における道としての武のあり方だと思います。
そういう意味では、是非、武道に接してもらい、何かを感じてもらいたいとは思いますが…

武道指導者として、子供達に与える影響の大きさを考えると、考えさせられますね。
ただ、やはり機会があればチャレンジしてみたい!
どこかの中学校で、私を求めてくれる方はいないかなぁ…



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