10歳になるウチの三男の学校で『半分成人式』という行事があります。二十歳の半分の10歳になったので半分成人式なのですが、私が子供の頃にはこんな行事はありませんでした。いつごろからこんな事するようになったんでしょうね?
で、何を行うかというと、小学校の体育館に保護者をよんで、子供たちが自分が将来なりたい職業を発表したり、親に感謝の手紙を手渡したり、歌を合唱したりします。中には感極まって泣いちゃう女の子もいたりして可愛いです。
50人ほどの小学4年生の子供たちが壇上に立ち、将来なりたい職業を発表。ちょっと現実離れした楽しい夢を語る子もいれば、農家になるという男の子も複数いて、これは土地柄なんだな、この子のウチは農家なんだなという事が判ります。
で、ウチの子は何を言ったかというと、「猟師になりたい」との事でした。えっ、なになに、猟師って、ハンターってこと? あんた、鉄砲で鹿や猪や鳥でも撃ちたいの?
少し考えたら思い当たりました。ウチに『山賊ダイアリー』という私が買ってきたマンガの本があり、これは岡山県でマンガ家をしながら趣味で猟師もやっている人が描いたマンガなのですが、どやらそれを読んで影響されちゃったみたいです。
う~ん、べつにいいけど、あんたはなんて簡単に影響されるんだ(笑) ウチに帰ってから三男に話を訊いてみたら、猪を獲って食べてみたいとのことでした。そっかー、食べてみたいのかー、よく判らないけどまあいいか。
そういえば、私がハングで蔵王山を飛んでいた30数年前はまだこの辺にも猟師さんがいて、冬に私が海岸に着陸していこうとしたら発砲音が炸裂。びっくりしながら降りていくと、猟犬を連れた漁師さんが散弾銃で海に向かって水鳥撃ちをしていたのでした。
もう猟師さんを見かけることはないので、そういう人たちも高齢でやめてしまったのか、この辺が狩猟禁止区域にでもなったのかは判りません。
う~ん、猪猟か~。私もまだ猪を食べたことはないので、うまく捕れたら食べさせてくれ三男。