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穴内保育所は安芸市の宝物

2008-07-17 19:33:22 | わが町安芸市・日々つれづれ・山日記
防災面からも安芸市にとって穴内保育所は宝物


 前回(08.6.3)開かれた穴内保育所の今後についての地元説明会では様々な観点から穴内保育所を残す事の意義が参加者から述べられました。

 (下線は会議で出された市側の資料より抜粋)
*前回の説明会での意見質問に対する回答
○略
○穴内保育所は、南海地震がきても大丈夫との見解を高知大の先生が言っていた。その保育所を廃所して危険な保育所と統廃合されたら心配である。
(答え)
 児童の安全を守るため、避難訓練については全ての園で実施しており、また保護者と協力して上履きの部屋への設置、またガラスの飛散防止フィルムも順次貼っていきたいと考えています。
 耐震診断については、昭和56年以前の古い保育所について、計画的に行って回収が必要であれば実施していきます。
○略


とありました。
 私は発言を求め、防災面での市側の回答(上記)なるものは質問にまともに答えていない。前回の質問・意見の趣旨は、「明日来るかもしれない未曾有の大災害といわれている南海大地震に際して、穴内保育所が建っている地盤は大丈夫と専門家が太鼓判を押している。海岸段丘にあり津波も全く心配がない安全安心な保育所である。安芸市で地盤が安定しており安全なのは2保育所しかないといわれるその穴内保育所をつぶしてしまうのはおかしい。地盤が弱く、津波被害の恐れがあり、町の中で火災等の大きな不安のある保育所へ自分の子供たちを通わせろという市の提案を保護者として受け入れる事はできない。むしろ率先して市は穴内保育所を大切にするべきではないか?」というものであった。今回の市の回答は的を外れていると指摘しました。
 市側は、確かに安芸市の保育所では地盤として安全と判定されているのは2カ所でこの穴内保育所と伊尾木保育所であると回答しました。災害時の避難訓練などについて説明がありましたが、穴内保育所が持つ立地的な安全性という最大の基本的な安心条件を捨て去ることへの納得できる説明はありませんでした。
 防災の町づくりが叫ばれ穴内地域でも自主防災組織の確立が急がれている現在、多くの参加者から穴内保育所を存続させる事の重要性について意見がだされました。
 市は経済面や費用対効率などの面からだけ見て園児が減った保育所はつぶして行くという方針だそうですが、子供を保育する保育所が安全なのかどうなのかという事はなによりも優先されるべきではないでしょうか。
 穴内保育所は市内の各園のなかでも比較的新しく建設された保育所で地盤や立地条件だけでなく建造物としても安全なのではないでしょうか。
 穴内保育所を廃所・休園にした場合、園児は市が送迎バスで市内の保育所へ送迎するといいます。通園バスや運転手さんなど新たな経費が必要になります。また保母さんや職員を廃所したからと解雇することはできません。他の保育所等に異動することになります。計算してもそれほど多くの経費が節約できるとはとても思えません。
 また、入所児童数を来年度や再来年度だけでみてもう増える事は無いと判断する事じたいがおかしいことで、多くの独身の若者が定住していることに目を向け地域を活性化させる事に力を注ぐ事こそ行政の仕事では無いでしょうか。

 安芸市の重要産業を担う穴内地域を寂れさせる保育所つぶしよりも安全安心な穴内保育所を残し、希望する方は市内から通園させてあげてはどうでしょうか.